Quantcast
Channel:   心のサプリ (絵のある生活) 
Viewing all articles
Browse latest Browse all 15585

なつかしき音楽たち 映画たち・・・・

$
0
0


 映画について、いつも思い出す言葉。三島由紀夫である。

彼の言葉・・・


「三島由紀夫はチボーデから引用し、小説の読

者を二つに分けていることを紹介している。

レクトゥールとリズールである。

レクトゥールとは、趣味という定義にも属さな

い普通の読者、たとえば、日々たんたんと

新聞の連載小説を読んでいる人たち。

リズールが、文学というものが仮の娯楽として

ではなく本質的な目的として実在する世界の

住人である、としている。」





 50歳になり、子供も成長し、かれらに目を細くして、接しながら余生をおくろうときめている人もいる。
 それもいい。
 しかしながら、わたしにはそのような発想はない。
 子供の頃に、疑問をもった、この世界の根源とはという難問にむかって、これからも、
 本を読み、顕在化されたこの現実のなかで、何かを発見できたら良いなと思う。


 シネマのフィルムは、その意味でも、不思議な物質だと思う。
 人々の願いが、ここにおさめられている。


  つまり、物語。


  退屈な人生になりがちな、日常に喝を入れて、全世界に散らばる「物語」のパターンを具現化する。



  cinema。



  好きな人にとっては、三島由紀夫が言うようなリズール的な世界を持てる、まさに、
  至福の世界、・・・・それが映画である。



























Viewing all articles
Browse latest Browse all 15585

Trending Articles