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茶のこと・・・ 岡倉天心

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茶の本 (講談社文庫)/講談社

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夜になりました。
岡倉天心の「茶の本」を読みながら、雅楽を聞き、絵を描いたり、本をひもといたり・・・

やはり、岡倉天心はすごい人だったと思う。
 日本の今の現代の日常生活の隅の隅まで、彼の思想が染み渡っている。
 もちろん無意識に。
 そこに神道の、これまた、無意識の伝統が含まれて・・・




 愛犬との散歩に出れば、およそこれだけ壮大なる北海道の自然のなかで生きていれば、不思議と思うくらいに、鉢植えの花を楽しむ人たちが、私のまわりにもたくさんいますね。


 芸術を真に鑑賞する人は、芸術から感銘をうける人だけに可能と茶人は言う。


 宗教は未来を、芸術では現在が永遠。


茶室で得た風流の高い水準で、日常生活を律しようとしたのでしょうか。



  服装、ふだんの日常の立ち振る舞い、言葉、花に接する態度、その他に神経を使う。
 平常心、平静心を尊ぶ。

  美術家以上の美術そのものになろうとしたのが茶人であると言われています。



  かつての私の仕事は呉服屋でしたので、京都などで茶室によく入ったり、池袋などの古風な
  屋敷にある茶室で、茶道やら、香道などの、体験もしましたが、
  表面的には楽しく、美味しい菓子などもいただき、極上の茶なども飲める儀式なのですが、
  その奥の奥には、深い思想があるのですね。




  京都で、茶室などの窓から庭の風景そのものが切り取られた絵画のように、そこに在るというのを見て、びっくり、深く感銘したことを今、思い出しました。


  心のサプリ (本のある生活) 


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