大学時代から映画研究会というところで、八ミリシネマなど創作していた。
映画が好きでたまらないのは、みなそうだと思う。
なつかしき映画はたくさんあり、今でもまた再視聴したいと思うが、残念ながら、かなりの傑作がもはやさまざまなる理由で、見られない。あるいは極端に高い値段で販売されているので、普通の人には手がだせなくなっているのだと思う。
「ローマの女」これもまた私の大好きなモラヴィアの名作であるが、もう、見ることはできない。
ロロブリジダの圧倒的な美しさ。(ヘップバーンの方が好みではあるけれども・・・)
しかしながら。
イタリアの女優は最近、あまりぱっとしないという。
日本の映画女優も、昔ほどに銀幕の名俳優がでてこないのはなぜだろうか。興味深い。
たとえば、食事ひとつとっても、ダイエットばかり気にしていては、個性的な性格や気質の人間は生まれてこないだろう。
本もあんまりバランスよくいろいろな本を読みすぎると、個性あふるる人間が生まれてこないのとおなじかも知れない。
イタリアと言えば。
パスタ。
最近では、やはり、日本でも米がどんどんその需要が減っているのと同じように、イタリアでのパスタの需要も伸び悩んでいると言う。
ダイエットなどのグローバルなる影響で、スパゲッティを食することが減ってきたという。
たしかに、イタリア人の平均のカロリーは、3000キロをゆうに超えていると聴いたことがあるので、平均の1.5倍のカロリーを取れば、からだも1.5倍になろうというものだ。
それにしても、ジーナ・ロロブリジダは、何を食していたのだろうか。
フランスと違って、海産国のイタリア。
よく、魚を食しているようで、そのあたりは、私はイタリア料理の方が好きだ。
たまたま、イタリアの小島の特集の本を読んでいた。
エルバ島という小島。Esquire (エスクァイア) 日本版 2006年 08月号 [雑誌]/エスクァイア マガジン ジャパン
¥700
Amazon.co.jp
そこで食されている人気の料理を見てみる。
ヤリイカのなかに、パン粉と、イラクサと、卵と松の実を入れて、完熟のポモドリーニのソースでいただくらしい。日本の烏賊の詰め物とおなじだと思った。
これは日本の料理の勝ちだとは思うが、味の好みはひとそれぞれなので。
カタクチイワシのこのただレモンだけをかけて食する料理も驚く。
これまた日本人の感覚にぴったり、いや、私の感覚にぴったり。
私は、北海道なので、新鮮なるカタクチイワシにはほぼ、出会えず。
それで、いつもめざしを焼いてはレモンで食しています。

カニは殻ごといためるとか。太めのパスタでと描いてありました。
ローマの女 (1966年)/弘文堂

¥609
Amazon.co.jp
資料
イラクサ
薬用部分は全草。夏から秋にかけて全草を採り、日干しして乾燥させる。近年ではセイヨウイラクサの葉を乾燥したものが「ネトル茶」などとして流通しており、「花粉症に悩む方の体質改善に」などと謳われることが多い。
ヨーロッパのセイヨウイラクサは料理・薬用ハーブやコンパニオンプランツとして用いられている。ロシアではスープの具としても用いられる。
皮からは、滑らかで白い色合いを持った繊維が取れる。アイヌ民族は、イラクサの繊維から織った布や着物をレタルペ(白いもの)と呼んで珍重していた。
奈良公園のイラクサ[編集]
奈良県にある奈良公園では、シカによる食害を防ぐために自身が「毒をもつトゲ」を多く持つように進化した、との研究結果を奈良女子大学・加藤禎孝らのグループがまとめた[1][2]。グループは、県南部などのイラクサに比べ50倍以上もトゲが多く、この特徴が種子にも受け継がれていることを確認。実際、公園内のイラクサ、県南部のイラクサでシカに食べられやすいのはどちらか、という実験を行ったところ、県南部のものは全て食べられたが、公園内のイラクサは60%以上も残ったという。これについて教授は「1200年という長い間に、シカに対する防御機構が進化したのだろう」と話している。
イラクサ (新潮クレスト・ブックス)/新潮社

¥2,520
Amazon.co.jp