産經新聞号外!!!!15歳 平野 銀!!!
2人の若武者が並み居る強豪と堂々と渡り合い、日本スノーボード界の悲願だった五輪メダルをもぎ取った。第一人者ホワイト(米国)の後継者と期待される平野が「銀」、雪の少ない奈良県の平野部で育った平岡が「銅」。輝くメダルを獲得した。
圧倒的な高さを持ち味とする平野は、萎縮してしまいそうな大舞台にも「海外を転戦するようになってから緊張しなくなった」と集中しきって臨んだ。「自分の滑りができればいい」と繰り返していたとおり、高さを前面に出した圧巻の演技を披露した。
「五輪で金メダルを取りたい」と夢見て続けた努力が結実した平岡は、家族に支えられて成長した。冬場に父親が運転する車で4~5時間かけて岐阜県のスキー場に通った。着実にステップアップし、会心の滑りを見せた。(共同)
スノーボード・ハーフパイプ男子は日本時間12日、日本から決勝に進出した平野歩夢(15)が、2回目に93・50点をたたき出し、銀メダルを獲得した。平岡卓(18)も92・25点で銅メダル。優勝は94・75点を獲得したスイスのユーリ・ホドラドチコフ。五輪2連覇中の王者、ショーン・ホワイトは細かいミスがあり、90・25点で4位にとどまった。
12人で争う決勝で1回目に90・75点を出し、首位となった平野は、2回目も積極的に攻め、高いエアから難易度の高い連続技を次々に成功させた。
1回目に尻餅をつき、45・50点にとどまった平岡も2回目に難易度の高い技を続け、高得点を得た。
五輪2連覇中の王者、ショーン・ホワイトは途中転倒するなどミスが続き、35・00点で11位。2回目に挽回(ばんかい)したものの、メダルには届かなかった。
◎ニュースより
口数が少ない平岡は興奮を隠さなかった。(共同)
「最高です。めっちゃうれしいです。全然緊張していなくて、楽しんでいい滑りができた」
-2回目の演技後に得点を見た感想は
「メダルいけるんちゃう? みたいな」
-どきどきしたか
「最後、ショーン(ホワイト)だから無理かな(抜かれる)と思っていた」
-荒れたコースに苦戦する選手が多かった
「(自分も)合わせられなかったけど。行くしかないと突っ込んだ」
-1回目に平野が高得点をマークした
「抜けると思っていた。だから(2回目で抜けて)良かったです」
-しかし直後に平野に上回られた
「やっぱ歩夢はうまいなあ。仕方ないです」
-メダルの喜びを誰に伝えたいか
「家族とか友達とか」
-五輪は他の大会とは違ったか
「見ている人もいっぱいいる。その中でいい滑りができて良かった」
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若武者・平野、平岡、堂々と渡り合う スノボ界悲願のメダル
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