このBlue in Green by.
作曲は、マイルスと書かれているが、誰しもが、ビル・エバンスの作曲であると認めているし、マイルスもそう言っている。
聞けば、ああビルだということになると思う。
彼はケルト系のウェールズの出身。
私は、司馬さんのアイルランドについての旅紀行を読んでから、ケルトがなぜ、日本で人気があるのか、その共通点なども考えていたが、
たしかに、私が昔から、好きだった作家たちは、アイルランドの作家が多い。
ワイルドも卒論のテーマだったし、スゥイフトとか、ダンセイニ、そして、ジョイス、
「マイフェフレディ」のバーナード・ショーなどなど、不思議に好きだった。
ウェールズも、音楽の国として知られていて、
メアリー・ホプキンがやはり、ウェールズ。
昔、この曲が大ヒットしたが、今聞くと、ビル・エヴァンスと同じ故郷だったかと、
感慨深くなる。
私は歴史は好きなくせに、体系的に勉強もせず、
あちこち齧っているだけなので、何も言えないが、
イングランドと、その他の三つの国、スコットランド、ウェールズ、北アイルランド
との、宗教的な対立、プロテスタントとカソリック、ならびに原始のアニミズム的な汎神論とに 対する対立は、想像を絶するものがあったと思う。
印象的には、イングランドよりも、その他の国のほうが、より田舎的で、カソリック的で、
汎神論的で、森や林に、妖精たちが、飛び回っているようなイメージがある。
「ダブリンの街角」でというシネマ。
これもまた、アイルランドの不思議な雰囲気がでている。
映画の良さ。
ダブリンに行かずとも、ダブリンの現在が、ある程度、体験できること。・・・
撮影の時の町をゆく、人々のファッションやら、表情やら、風景、町並み、
なかなか、おもしろいシネマだった。
エンヤも確かアイルランドだったと思うが、
やはり、自然のなかから生まれてきたような音、声、雰囲気、たたづまいだと思う。
ビル・エヴァンスはどうなんだろうか?
ウェールズとアイルランドや、スコットランドの関係はどうなのだろうか?
スコットランドの映画で有名と言えば、「ブレーブハート」。
この映画のおかげで、ますます、スコットランドの独立運動的な投票が増大し、
政治にも影響を与えたとか・・・
彼の演奏は、私は大好きだ。
jazzピアニストでは、一番好きだ。
品があり、異物感に抵抗していくような強さがあり、日本的なアワレさえも感じてしまうのは
感じ過ぎかもしれないが・・・・
ビル・エバンス資料
クロード・ドビュッシー、モーリス・ラヴェルなどのクラシックに影響を受けた印象主義的な和音、スタンダード楽曲を題材とした創意に富んだアレンジと優美なピアノ・タッチ、いち早く取り入れたインター・プレイ、といった演奏は、ハービー・ハンコック、チック・コリア、キース・ジャレットなど多くのピアニストたちに多大な影響を与えたほか、ジョン・マクラフリンといった他楽器のプレイヤーにも影響を与えている。
エヴァンスの作品はジャズ・ミュージシャンの中で知名度が高く、中でもベースのスコット・ラファロと録音した諸作品(特にアルバム「ワルツ・フォー・デビー」)は、ジャズを代表する傑作としてジャズファン以外にも幅広い人気を得ている。
↧
ケルト ビル・エバンス アイルランド文学 メリーホプキン エンヤ
↧