Quantcast
Channel:   心のサプリ (絵のある生活) 
Viewing all articles
Browse latest Browse all 15585

貧乏を恥じる

$
0
0

カンブリア宮殿。
スタバのシュルツ氏があらわる。
世界のカリスマ経営者の世界のトップクラスの人物。
顔はおだやかであるが、修羅をくぐりぬけたようなオーラがある。
スタバは店内撮影禁止の件でトラブルがあったり、背の低い従業員に関するトラブルなどもよく言われているが、パートにまで保険や株のメリットを与えるような日本ではちょっと考えられないようなシステムも持っている。
批判は簡単だ。
裏を見る目も必要だろう。
しかしながら、私は彼が言った言葉、父親が足をけがした時に保険にも入れず金も払えない親を恥じた。それが今の保険などの会社の従業員への与えることのヒントになっているとも言う。


どこのオーナーであろうとも、会社伝説は作りたいだろうし、会社の物語はなんであろうと必須なものだとは知りながら、なかなか、やると感じた。

マスクスがその欠点をつついた資本主義はよたよたしながらも、進化しつづけている。

彼はおもしろいことを言う。私は理想主義者ではない、私は現実主義者であると。
そして、理想に少しでも近づく為に現実主義者であろうとしているとも。


私は小さな頃、小さな宿舎に住み、誰が見ても貧乏な生活をしていた。
しかし、それを恥じた事はなかった。

貧乏を恥じたシュルツは世界一の金持ちになり、貧乏を恥じなかった私は今でも貧乏を楽しんでいる。
それだけのこと。

彼が羨ましいともなんとも思わない。

ただ、彼の、「コンプレックス」を仕事の成功に転化できるだけのパワーは尊敬すべきものだと思っている。
私は私の別のコンプレックスがあり、それは、今の私の「生」のエナジー源になっていることは同じだから。



ギリシャ哲学者の誰が言ったのかもう忘れたが、「幸せとは自分が幸せと思うことが一番の幸福なのだ」と言う言葉を本日は噛み締めた。



珈琲だろうが、古本だろうが、絵画だろうが、後悔しない生き方を進みたいものだと思った。


Viewing all articles
Browse latest Browse all 15585

Trending Articles