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Channel:   心のサプリ (絵のある生活) 
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「法華経と原子物理学」

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ブッダ(手塚治虫)を読み返していて、睡眠不足なのだが、「法華経と原子物理学」という松下伸一氏が書いた本をまた開く。ブッダ(1) (手塚治虫漫画全集)/手塚 治虫

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夢判断 上 新潮文庫 フ 7-1/フロイト

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表紙が宇野亜希良なので、大事にしているのだが、その中でおもしろい(私にとってかな?)記事がある。
1976年というから、この本が書かれた年あたりにドイツの厚生省の発表があり、ショッキングだったと著者が言うには、西ドイツの三分の一の人が神経症にかかっているか、ないしは神経医の門をたたいたらしい。

 たしかにドイツは神経医が多いと聞く。
 ハンブルグの暗くて長い冬の季節。霙や吹雪、雪の季節。北ドイツで生まれたブラームスの暗さともつながるのではないかと。
 沈潜的思考タイプとでも言うべきドイツ人の気質。
 それらは自然から生まれたのか、あるいは自然がさらに彼等の気質を促進したか。
 シューマンも確かに発狂しているし、(記事書きました)、近代数学集合論のカントールの晩年の狂気、あるいはニーチェの精神錯乱。
 なにやら昨年度訪ねたルドヴィヒを連想し、あの山の森の奥の見事な城を思い出す。

 ドイツと言えば、心理学の大家が多い。

 ウィルヘルム・ウントやらフェヒナーらの古典心理学者からはじまって、フランクフルト学派の連中達。つまり、マルクーゼ、ハバーマス、アドルノ、じかには属してはいないがブロッホなど。オーストリアで生まれたフロイトの心理学との融合などに成果をあげている。


 そんな連中でさへ、ついにはユングの出現により、人間機械論的な発想法から次第に、東洋的な全体的な思考法へと移り変わって行く。 

ユング心理学入門/河合 隼雄

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